厳しい自然環境とつながる荒々しい魅力

神々のとどろき

民話の世界はとても魅力的です。日本の昔話でお薦めするのは、例によって「季刊 子どもと本」お薦めの日本昔話百選ですが、他の国々の昔話にも引き込まれてしまうものがたくさんあります。

その中で今回は北欧神話神々のとどろき―北欧神話 (岩波の愛蔵版)をご紹介します。

昔話は子ども向けにできているはずなのに、時として残酷すぎると思われるシーンが登場するものです。たとえばかちかちやま (日本傑作絵本シリーズ)のばば汁など。

     

暗黒の地ペルーからやってきた、愛すべきキャラクタ―

くまのパディントン

私が子どもの頃に大好きだったくまのパディントン

裏表紙に「小学校中級以上」と書いてあるので、小学校5年生なら余裕で一人読みができるはずですなのですが、書体と挿絵の雰囲気から、初めは少々とっつきにくいようです。

そこで私が読んであげたところ、「ママ読むのうますぎ!」とお褒めの言葉にあずかりました。パディントンは大まじめで真剣に行動しているのに、いつも大変な騒ぎを引き起こすはめになるので、息子は随所で大爆笑! 笑い転げながら続きをせがむのでした。

くまのパディントン (世界傑作童話シリーズ―パディントンの本)

マイケル・ボンド 福音館書店 1967-10-01
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オランダ観光とミステリーが同時に楽しめる

銀のスケート

今回ご案内する本も「季刊 子どもと本」でお薦めされていたために初めて手に取った本です。

本当に引き込まれる本でした。

堤防の事故のために、10年もの長い間正気を失った状態の父親。消えたお金の謎、赤貧水を洗うがごとき生活の中で母をよく助け、お互いにいたわり合う健気な兄妹ハンスとグレーテル。

先が気になって、どんどん読み進めたくなるストーリーです。毎晩「ここまで」と言うたびに「あともう少しだけ読んで!」と息子にせがまれてしまいました。

銀のスケート―ハンス・ブリンカーの物語 (岩波少年文庫)

メアリー・メイプス ドッジ 岩波書店 1988-11
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毎章続きが楽しみでならない

西遊記

「西遊記」というと、私などはゴダイゴのモンキーマジックをBGMに堺正章が暴れ回るドラマを懐かしく思い出します。

この本を読み聞かせしてみたら、息子も私も見事にハマりました。

西遊記 (上) (福音館古典童話シリーズ (15))

呉 承恩 福音館書店 1975-07-15
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作者の子ども達への愛情が伝わる

点子ちゃんとアントン

これも、小学生の頃図書室で背表紙のタイトルを読んだ覚えはあったけれど、「点子ちゃん」という名前に魅力を感じず、自分では読んだことがなかった本。

点子ちゃんとアントン (ケストナー少年文学全集 (3))

ケストナー 岩波書店 1962-07-18
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不気味さとスリルがあいまった不朽の名作

宝島

ツバメ号とアマゾン号」を読んで久々に読みたくなった「宝島」。実は1年ほど前、この血沸き肉躍る冒険譚なら子どもが自分で読むことができるだろうと思い、与えてみたのです。でも宝島への航海に乗り出すまでの前座の部分が思いの外長く、息子は「面白くない」と挫折してしまったのでした。

今回読み聞かせを開始してみたところ、やはり最初はあまり熱心に聞いてくれませんでした。私自身も前座がこんなに長かったという記憶はなかったので、重要な導入部ではあるものの、やはりあまり楽しめる部分ではないようです。

でもいざ海に乗り出せばこっちのもの。反乱を目論む水夫たちが示す不吉な兆候、海賊の迷信、死してなお影響を与え続けるフリント船長の恐ろしさに釘づけです。(「ツバメ号とアマゾン号」に登場するフリント船長は楽しく” piece of eight”と叫んでいましたが)今回も毎晩楽しみに読み進み、「今日はここまで」ととめるとブーイングが。

宝島 (岩波少年文庫)

R.L.スティーヴンスン 岩波書店 2000-10-18
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あふれる想像力の玉手箱

ムギと王さま

小学生の頃、私が将来なりたいと思っていた職業は「作家」でした。本が大好きで、本ばかり読んでいた私。心配した母が「外で友達と遊びなさい」と追い立てたにも関わらず、こっそり玄関先で本を読んでいて、また怒られた、なんてこともあったっけ。

まあ、実際にお話を作って書いたりしていたのは小中学生までで、以降はそういう気になったことはないのですが。そんな私は、エリナー・ファージョンの作品を読むと「”作家になりたい”などと言って申し訳ございません!」という気持ちになります。

ムギと王さま (ファージョン作品集 3)

エリナー・ファージョン 岩波書店 1971-09-08
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熱狂的なファンの多さもうなずける

ツバメ号とアマゾン号

小学生の頃、学校の図書館にたくさん並んでいたこの本。仮に実際には読んだことがなくても、幅3cmのグレー地で青いヨットが1艇書かれた背表紙がずらりと並んでいた光景を覚えている方は、結構いらっしゃるかも知れません。

私の場合、この本を図書館の棚から取り出して眺めたことはあります。でもそこにはやはりグレー地にヨット。面白みが感じられないし、ヨットにも興味が無かったので、ついに読むことはありませんでした。

ツバメ号とアマゾン号 (アーサー・ランサム全集 (1))

アーサー・ランサム 岩波書店 1967-06-19
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長女というものの宿命

まどのそとのそのまたむこう

今回は、先日お約束したとおり、センダックのこの本をご紹介しましょう。
まず、この本の、聖画のように美しいタッチに魅かれます。「まよなかのだいどころ」とは全く異なる画風。

主人公アイダが、幼いながらも感じる「姉としての責任感」に、同じく長女である私は、子どもの頃の自分を思い出し、懐かしさといじらしさを感じます。

まどのそとのそのまたむこう (世界傑作絵本シリーズ)

モーリス センダック 福音館書店 2006-03
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子どもの心を解放する

まよなかのだいどころ

今回も、私のバイブル「季刊 子どもと本」でお薦めとされた本からのご紹介です。

モーリス・センダックは色々なタッチの絵を描くことができますが、この本はコマ割りもあって、まさに漫画的。絵に対する注文が厳しい「季刊 子どもと本」がどうしてお薦めしているのか、少々不思議でした。

でも、実際に読み聞かせをしてみると、確かに子ども達にとても人気があるのです。

まよなかのだいどころ

モーリス・センダック 冨山房 1982-09-20
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