不気味さとスリルがあいまった不朽の名作

宝島

ツバメ号とアマゾン号」を読んで久々に読みたくなった「宝島」。実は1年ほど前、この血沸き肉躍る冒険譚なら子どもが自分で読むことができるだろうと思い、与えてみたのです。でも宝島への航海に乗り出すまでの前座の部分が思いの外長く、息子は「面白くない」と挫折してしまったのでした。

今回読み聞かせを開始してみたところ、やはり最初はあまり熱心に聞いてくれませんでした。私自身も前座がこんなに長かったという記憶はなかったので、重要な導入部ではあるものの、やはりあまり楽しめる部分ではないようです。

でもいざ海に乗り出せばこっちのもの。反乱を目論む水夫たちが示す不吉な兆候、海賊の迷信、死してなお影響を与え続けるフリント船長の恐ろしさに釘づけです。(「ツバメ号とアマゾン号」に登場するフリント船長は楽しく” piece of eight”と叫んでいましたが)今回も毎晩楽しみに読み進み、「今日はここまで」ととめるとブーイングが。

宝島 (岩波少年文庫)

R.L.スティーヴンスン 岩波書店 2000-10-18
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ただし私も、少年ジムがここまで勇敢で、海賊の一部を退治し、善良な大人たちの命を救う重要な役割を果たしていたのだということは忘れていました。なので、私も新鮮な思いで物語を楽しみました。

さて物語中に何度も登場し、不気味さを盛り上げる、海賊の歌
“Fifteen men on the dead man’s chest–
  …Yo-ho-ho, and a bottle of rum!”
を折角なので節付きで歌ってみたかったので、多少ネット検索してみたのですが、「パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉」でアレンジされたもの以外はない様子。

とはいえ、ディズニーランドの「カリブの海賊」にインスパイアされて作られた「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」も「宝島」に拠っているところが大きいわけで、見ての通り、「宝島」のサブタイトルにも、海賊の歌に出てくる the dead man’s chestが使われているわけですね。
もしかすると、この映画の影響で「宝島」を読んだ子どもも少なからずいるのかも。

悪の親玉シルバーのカリスマ性溢れる人間像も、濃厚で魅力があります。やはりこれは少年少女必読の書ですね。

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