毎章続きが楽しみでならない

西遊記

「西遊記」というと、私などはゴダイゴのモンキーマジックをBGMに堺正章が暴れ回るドラマを懐かしく思い出します。

この本を読み聞かせしてみたら、息子も私も見事にハマりました。

西遊記 (上) (福音館古典童話シリーズ (15))

呉 承恩 福音館書店 1975-07-15
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まず文章が歯切れよく、しかも各回紙芝居よろしく、「さて、悟空の運命は如何に? 次回をお聞きください。」のような調子で終わるので、次の回が楽しみで仕方ない。

中国古典からの和訳のためか、耳慣れない言葉(日本語では造語?)もたくさん出てくるのですが、さすが漢字文化。漢字を見ていると言わんとするところがわかり、それも面白い。

文庫版もあり。

西遊記〈上〉 (福音館文庫 古典童話)

呉 承恩 福音館書店 2004-01-20
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読み聞かせされている息子にとっては、音だけでは理解できない言葉が多いはずなのですが、小さいところにはこだわらずに物語を楽しんでいるのか、あまり語の意味を質問してきて読み聞かせを中断させられることはありません。

前半は悟空の暴れん坊ぶりを痛快に感じつつも、あまりの無頼ぶりに驚き呆れるのですが、後にお師匠様の勘違いによって破門されても、師匠を助けに行くときにわざわざ身を清めるなどの気の配りようや、その他お師匠様を守るためのいじらしいほどの努力や気遣いの数々に、ほろりとさせられます。

孫悟空。強くて頼もしくて、いい奴です。

上巻が終わっても性根が直らないのが猪八戒。下巻では果たして更生するのか? 次回をお楽しみに!

西遊記〈下〉 (福音館文庫 古典童話)

呉 承恩 福音館書店 2004-01-20
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そうそう、福音館書店版は、瀬川康男氏の隠し絵のような挿絵も楽しいですよ。息子はどの挿絵もじっくり眺めています。
ページいっばいに広がる紋様の中に、物語に登場する妖怪等が忠実に描かれているのを見つけ出すのもまた楽しからずや。

さらに、各章のタイトルも楽しめます。章扉に載っているのは漢文と挿絵。息子と一緒に、絵と漢字からタイトルの読み方や、章の内容をまず想像するのです。

ページをめくれば送り仮名付きのタイトルが。こちらを発音すると漢文を読んでいる感があり、とにかく音読が楽しい本です。
たくさんの方に、この世界を楽しんでいただきたいものです。

このレビューを書いていたら、やはりドラマのBGM、ゴダイゴの「ガンダーラ」が頭の中で鳴りだしました。

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