誰よりも未就学児のママにお薦めしたい

くんちゃんのはたけしごと

今回ご紹介するのは、子どもも大好きな絵本ではあるけれど、実は小さいお子さんがいるお母さんに是非読んでほしい絵本です。
私は友人の出産祝いにこの本を含めたこともありました。

幼児を見ていると、癒されてニコニコしてしまうことが多い私です。でも勿論子育て真っ最中のママは、ニコニコできる瞬間ばかりではありません。

ありがちなのが、お手伝いしたがる幼児に対し、”子どもにやらせるとほぼ確実に失敗し、かえって後始末が大変になることが目に見えている”ため、お手伝いさせないこと。

または根負けしてお手伝いさせたものの、案の定失敗した子どもに「だから言ったでしょう」という態度をとって、子どもの「自分でやりたい」という自立の芽を摘んでしまうこと。

これが重なると、”いざ「お手伝い適齢期」に親が家事ヘルプを頼みたいときに、手伝ってくれない子ども”が出来上がるわけです。

くんちゃんのはたけしごと

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この本のおかあさん、おとうさんの、子どもを見守る余裕とあたたかさ、是非見習いたいものです。

物語冒頭では、忙しいお母さんの横で失敗して「お母さんの仕事を増やす」くんちゃん。ほとんどの家庭でおかあさんが子どもを叱るシーンに続きそうなこの場面での、おかあさんの言葉は「そとへいって、おとうさんのはたけしごとのおてつだいでもしたら?」

おとうさんの畑仕事の手伝いにまわったくんちゃんは、ここでも失敗ばかり。そのたびにおとうさんが「ちがう、ちがう!」と叫ぶ事態が繰り返されます。普通なら、そのうちおとうさんの堪忍袋の緒が切れて、子どもを再び家に戻らせそうな場面です。

でもおとうさんは、くんちゃんが1つ1つの畑仕事を失敗するたびに、その作業の「正しいやりかた」を説明しながら実演していくだけです。

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いくつかの失敗の後、くんちゃんはよく考え、おとうさんのすることをよく観察して、各作業を適切にこなします。おとうさんに誉められ、ぱっと顔を輝かせるくんちゃん。この瞬間、子どもはぐんと成長しているはず!

自分で考えて畑仕事を行っていくくんちゃんに対し、今度は口をはさまずにじっと見守っていたお父さんの姿も素敵です。私ならもう一度口出ししてしまいそう。

過干渉を避け、子どもを成長させる導きを肝に銘じるために、この本を購入した私です。

もちろんいつもうまくいくわけではありませんが、極力子どもを見守るという私の姿勢に、周りの人から「○○ちゃんのママは気が長いねー。私ならとっくにパシッとやってるな。」と言われることも結構ありました。

くんちゃんのはたけしごと

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子どもがこの本を好むのは、読んでいるときに、自分もくんちゃんになりきって試行錯誤し、うまくできたときの喜びを一緒に味わえるからなのでしょうね。

「くんちゃん」シリーズは何冊か出ています。両親にあたたかく見守られながら、自分で考えて行動し、成長していくパターンが多い気がします。

次の本も、「気がすむまでやらせてみよう」というおとうさんの度量に感心しながら読んだおぼえがあります。

くんちゃんのだいりょこう

ドロシー・マリノ 岩波書店 1986-05-26
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